【太陽光発電システム】~世界クリーンエネルギー政策に対応する方法

コラム

太陽光発電システムとは

『東京都、太陽光パネルの設置義務化、2025年4月施行へ 』そんなニュースを耳にしまいた。

太陽光パネル設置義務化って、どうゆうことなどと不安を抱えている方々も多いと思います。

我が家では、2019年に住宅用太陽光発電・家庭用蓄電池システムを導入しております。

その経験を元に、検討から設置・運用までのお話をさせていただこうと思います。

住宅用太陽光発電・家庭用蓄電池システムを導入した経緯

我が家が、住宅用太陽光発電システム・家庭用蓄電池を導入した理由は、

台風の影響で、長時間の停電を経験したことによります。

近年は、大型の災害が全国で頻繁に発生しております。被災地も拡大しております。

災害の備えには、いろいろあるとは思いますが、その一部だと考えております。

もともと、家庭用蓄電池には興味を持っていたのでスムーズに導入できました。

導入に関しては、高額な費用が必要になりますので十分な検討が必要かと思います。

太陽光発電・蓄電池システムとは

太陽光発電システムとは、太陽からの光エネルギーを太陽光パネルで吸収し、電気エネルギーへと変換して利用する仕組みの事です。

太陽光パネルに当たった日光は、パワーコンディショナーという装置を通して家庭内に供給されます。

発電した電気は基本的に家庭用として使用しますが、その過程で余った電気は家庭用蓄電池に蓄えられ、それでも余った電気は、電力会社に買い取ってもらう事も可能です。逆に、家庭で使用する電気が足りなくなった場合には電力会社から購入する事も出来ます。

太陽光発電・蓄電池システムは、太陽光パネル・パワーコンディショナー・家庭用蓄電池・HEMS電力モニターで構成されます。

太陽光パネル

太陽光パネルは、太陽電池モジュールとも呼ばれ、太陽電池を大量に繋げ合わせたものです。

住宅用の太陽光パネルは建物の屋根に設置される事がほとんどです。太陽光パネルに照射される日光量が多ければ多いほど、発電量も増加します。

事業用のメガソーラーパネルなどは広い土地を有効活用して照射面積を稼ぎ、より多くの太陽光発電を目的としているのです。

我が家では、18枚の太陽光パネルを設置しております。出力は3.9kwになります。

パワーコンディショナー

パワーコンディショナーは電気を家庭で使えるものに変換するボックス型の装置です。

その他にも蓄電池への充電、余剰電力を売電する時に安定した出力に調整する役割があります。

パワーコンディショナーは電力の変換と安定化を行っている装置になります。

家庭用蓄電池

家庭用蓄電池とは、発電した電気を充電して貯めておくことができ、必要な時に電気を供給することができる一般住宅で使用可能なバッテリーのことです。

災害などでは、非常用電源として使うこともできます。

他にも電気料金が安い夜間に充電、電気料金が高めな日中に蓄電池を使うなどすれば、電気料金の節約もできるというメリットもあります。

HEMS・電力モニター

ホーム・エネルギー・マネジメント・システム=Home Enery Management System。

太陽光発電量、売買する電力の状況、電力の使用量や料金などを一元管理できる仕組みのことです。

電力モニターで電気の流れを見える化でき、使用量や発電量などをグラフで確認できます。

シャープ住宅用太陽光発電・家庭用蓄電池システムの公式リンクを貼っておきますね。

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太陽光発電・家庭用蓄電池システムのメリット

①電気代が安くなる可能性がある…太陽光発電は日中に発電します。昼間は家に人がいないことも多く、使う電気よりも作る電気が多くなりがちです。蓄電池がないと余った電気は電力会社へ売ることになります。そのため、蓄電池を導入すれば、発電した電気を貯めて効率的に使うことが出来ます。

②災害時に電気が使える…災害などで停電した時のために、太陽光発電には自立運転という機能が搭載されています。自立運転とは、電力会社の電線に発電した電気が流れないようにした上で太陽光発電の電気を使えるようにする機能です。しかし、太陽光発電は太陽が出ている時しか発電できないため、自立運転モードでも雨天の時や夜間は電気を使うことができません。太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、万が一の停電の時に自立運転モード切り替えることで、蓄電池の中の電気を効果的に活用することができます。

太陽光発電・家庭用蓄電池システムのデメリット

①多額の導入費用・維持費用がかかる…太陽光発電と蓄電池でいろいろなメリットがありますが、導入費用やメンテナンス・修繕費用など多額の費用が必要になります。

②スペースの確保が必要…蓄電池設置・メンテナンスなどのスペースが必要になります。

住宅用太陽光発電・家庭用蓄電池システムの導入費用

①太陽光発電システム…70万円(太陽光パネル・パワーコンディショナー・HEMS電力モニター)

②家庭用蓄電池…80万円(蓄電池本体)

③標準工事…50万円(足場代含む)

ざっくり、導入費用は200万円ほどになりました。

※補助金を給付している自治体もあります。我が家の場合は、10万円ほど補助金給付がありました。

コスト・ランニングコストの考え方

例えば、我が家の場合…

電気代3万円→電気代2万円(季節によりますが、ローン返済分は下がっていると思います)

下がった電気代1万円→導入費用返済ローン15年(月1万円)になります。

下がった電気代が1万円がそのまま導入費用返済ローン15年(1万円)になるので、導入費用0の考え方です。

プラス売電収入→月平均5,000円ほど(年間6万円ほど)の収入になります。

まとめ

最近、太陽光発電・蓄電池の営業電話がちょくちょく掛かってきます。

住宅用太陽光発電システムの販売が一般的になったのが、15年ほど前ぐらいかと思います。

その当時は、住宅用太陽光発電システムは、導入費用200万円以上していました。

現在は、導入費用100万円ほどまで下がったと聞いております。

災害多発により、家庭用蓄電池の需要も高まっておりますが、まだまだ高いのが現状です。

家庭用蓄電池は、太陽光発電とセットで意味があります。

そのため、太陽光発電システムをお持ちの方に家庭用蓄電池はセールスしやすいと思います。

まだまだ一般的な導入は難しいとは思いますが、カーボンニュートラル(脱炭素)ということで、

世界的に、クリーンエネルギーへのシフトが加速しています。

カーボンニュートラル(脱炭素)の公式リンクを貼っておきますね。

カーボンニュートラルとは - 脱炭素ポータル|環境省
カーボンニュートラルについての基礎的な情報と、気候危機の現状、2050年カーボンニュートラル実現に向けてのロードマップをご覧いただけます。

今後も、電気の需要はどんどん増していくと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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