楽天証券かぶミニとは

かぶミニとは、楽天証券が2023年春に開始をする新サービスです。
通常は100株単位(単元)といった売買単位での取引になります。
取引単位に満たない(単元未満株)1株から売買することができる新サービスです。
1株から有名企業に投資ができるので、気軽にスタートできます。
現在私自身は、SBI証券のS株にて日本高配当株投資を行っています。
買付手数料無料で1株から購入できるので、50銘柄の分散投資を少額で行うことができます。
2024年1月より始まる新NISAを前に、楽天証券にあるNISA口座をSBI証券に変更するのか検討中。
選択肢の一つとして考えていきたいと思っています。

1株から有名企業に投資ができる
ユニクロを世界に展開するファーストリテイリングですが、みなさんご存じの超有名企業です。
株価は28,700円ほどになります。
100株単位(単元)で購入しようとすると、2,870,000円ほどになります。

287万円…。自動車がかえそうな購入費用が必要になります。
1株単位(単元未満株)で購入すれば、28,700円ほどで購入することができます。
株主になるには現実的な購入費用になりました。
任天堂は1株5,200円ほど、トヨタ自動車は1株1,900円ほどで株主になることができます。
配当金も受け取れます
1株からでも配当金を受け取ることができます。
株数に応じて受け取ることができるので、高配当利回り銘柄への投資も可能です。
NISAで購入すれば配当金の税金(約20%)がかかりません。
ファーストリテイリング…1株配当実績206円7銭(2022年8月期)
任天堂…1株配当実績203円(2022年3月期)
トヨタ自動車…1株配当実績52円(2022年3月期)
株を少額から投資できるので分散投資しやすい
日本高配当個別株投資を行っていく上で、少額分散投資は必須です。
1銘柄100株で購入すると、価格変動が大きく分散投資が難しくなります。

私自身は、1株ずつを購入するのではなく…
例えば4万円で何株買えるか?
1株4,000円なら10株購入する感じで行っています。
4万円×50銘柄=200万円が目標
NISA口座でもお取引可能
NISA口座でも、かぶミニでの1株購入が可能です。
投資信託に個別株式を組み合わせることができるので、リスク分散も行うことができます。
単元未満株取引でも、リアルタイム取引が可能
楽天証券のかぶミニでは、主要ネット証券で初のリアルタイム取引も可能になります。
寄り付き取引では1日の間に1回の約定のため、取引チャンスが限られます。
リアルタイム取引なら、買いたいとき・売りたいとき・思ったときに注文が可能です。

株式市場が開き、銘柄ごとの一番最初の取引が成立してその日初めて価格(始値=はじめね)が決まることを「寄り付き(よりつき)」と呼びます。
リアルタイム取引では日計り取引もできる
リアルタイム取引では、注文が即時成立します。
そのため、その日に購入したものをその日のうちに売却も(日計り)も可能になります。
取扱銘柄
リアルタイム取引はスタート時は100銘柄が取扱銘柄として予定されています。
順次拡大予定のようですが、寄付取引では1,000銘柄を取扱い予定しているようです。
ポイント投資や自動スイープも対応
楽天銀行と提携して自動スイープを可能にしておくと、取引したいときに注文を出すことが可能です。
通常の取引(単元株)と同様に楽天ポイント投資もできます。
楽天ポイントで1株から株が買えます
楽天市場などで貯まった楽天ポイントで1株から株を買うことができます。
貯まっている楽天ポイントが、ポイント投資にも対応しており株式投資を気軽にスタートできます。

楽天ポイントで株主になれるのは、素敵です。
期間限定ポイントは、ポイント投資対象外かと思います。
手数料について
手数料ですが、買付0円・売却1回11円と発表されています。
かぶミニには、手数料と別にスプレッドがあります。
スプレッドとは、東証参考価格に0.22%のスプレッドを加減算した価格が約定単価となります。
寄付取引の場合
東証前場寄付5,000円の場合…
買い約定価格は、5,000円×0.0022=11円→5,000円+11円=5,011円(購入費用が11円増える)
売り約定価格は、5,000円×0.0022=11円→5,000円-11円=4,989円(売却収入が11円減る)

実質は、買付手数料11円(変動)・売却手数料22円(変動)ということになります。
まとめ
楽天証券かぶミニをご紹介してきました。
現時点では、楽天証券にてNISA口座を開設しています。
日米高配当株投資を行っており、2024年開始の新NISAの成長投資枠が必要になります。
現在、特定口座にて日本高配当個別株投資・米国高配当ETF投資を行っています。
配当金収入がありますが、約20%の税金分が配当金より差し引かれます。
新NISA成長投資枠を使い日本高配当個別株投資を行えば、配当金が非課税になります。
約20%配当金収入が増えることになります。結構大きいです。

ここがポイント‼
《日本高配当個別株投資を新NISAで行う場合、単元未満株ならSBI証券なら買付手数料は無料ですが、楽天証券は実質買付手数料が必要になるということになります。》

日本高配当個別株投資を行う私自身は、2023年10月にSBI証券にNISA口座を変更しようと思います。

楽天証券のファンですが、残念です。2023年9月末までに改良を期待しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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