【iDeCo掛金の上限が月6.2万円に】~楽天証券から届いた増額案内、56歳の私が手続きを調べてみた

コラム

こんにちは、あくあです。

先日、楽天証券から**「e-iDeCoでの掛金額増額お手続きのご案内」**というメールが届きました。

わが家もiDeCoは楽天証券で積み立てています。「増額?何が変わるん?」と気になったので、56歳の私が、改正の中身と手続きの方法をひととおり調べてみました。

調べてわかったのは、2026年12月の制度改正で、会社員のiDeCoの掛金上限が大きく引き上げられるということです。ただし、増額は自動ではなく自分で手続きが必要で、受付期間も決まっています。

定年が見えてきた50代にとっては、残りの積立期間をどう使うかに関わる話です。同じメールが届いた方の参考になればうれしいです。

2026年12月のiDeCo改正、何が変わる?

今回の改正のポイントは、大きく分けて2つです。

① 掛金の上限が引き上げられる

**毎月の掛金の上限額(月額)**は、次のように変わります。

対象者改正前改正後
自営業・フリーランス(第1号)68,000円75,000円
会社員(企業年金なし)23,000円62,000円
会社員・公務員(企業年金あり)20,000円企業年金と合わせて62,000円

いちばん変化が大きいのは、勤務先に企業年金がない会社員です。上限が約2.7倍になります。

企業年金(企業型DCや確定給付企業年金)がある方は、「62,000円から会社の掛金分を引いた額」がiDeCoの上限です。会社の掛金がいくらかによって変わるので、勤務先の制度を一度確認しておきましょう。

② 70歳まで加入できるようになる

これまでの加入年齢は、会社員なら原則65歳未満まででした。改正後は、60歳以上70歳未満で、老齢基礎年金やiDeCoの給付をまだ受け取っていない人も、**「第5号加入者」**という新しい区分で加入・積み立てを続けられるようになります。

50代にとっては、**「定年後も働きながら、もう少しiDeCoで積み立てる」**という選択肢が増えるのが大きいですね。

いつから反映される?

上限の引き上げは2026年12月分の掛金からですが、実際に引き落とされるのは2027年1月26日です。「12月に手続きして、1月の引き落としから増える」と覚えておくとわかりやすいです。

楽天証券での増額手続きの流れ

楽天証券のiDeCoでは、掛金の払い方によって手続きの方法が変わります。

「毎月定額」で払っている人 → e-iDeCoで手続き

受付期間:2026年12月1日〜12月24日

この期間に、**e-iDeCo(ネットでの手続き)**で増額を申し込むと、2027年1月の引き落とし分から新しい掛金になります。

ここで注意したいのが、e-iDeCoは初めて使う前に「利用申込(アカウント登録)」が必要なことです。

  • アカウント登録の受付時間は平日8時〜23時
  • 12月上旬は混み合い、登録の完了まで数日かかることもあるそうです

12月に入ったら、早めにアカウント登録を済ませておくのが安心です。

Webでの事前受付は「10月30日17時」まで

楽天証券では、12月を待たずにWebで事前に申し込める受付も行っています(書面の場合は10月30日必着)。

  • 期間:2026年9月1日〜10月30日17時まで
  • 方法:楽天証券のiDeCoにログイン →「お客様情報・確認変更」→「事前受付申込」

すでに増やす金額を決めている方は、こちらで済ませておくのもアリです。

「月別指定(年単位)」で払っている人 → 書面で手続き

ボーナス月だけ多く払うなど、月ごとに金額を決めている方は、e-iDeCoの対象外です。**書面での手続き(11月1日〜30日受付予定)**になるので、楽天証券の案内を確認してください。

第3号被保険者(専業主婦・主夫など)は対象外

第3号被保険者の上限は今回変わらないため、増額手続きの対象外です。

手続き前に知っておきたい注意点

申し込みは「どれか1つ」だけ

事前受付とe-iDeCoの両方で申し込むと、どちらも無効になるおそれがあります。楽天証券からのメールにも、この点が「ご注意」として書かれていました。

「事前受付で申し込んだ人は、12月にe-iDeCoで再度申し込まない」

ここだけは要注意です。

年1回の変更回数の制限は「今回は特例あり」

iDeCoの掛金変更は、ふだんは1年に1回までと決まっています。

ただし今回は特例があり、2027年11月30日までに、改正前の上限を超える金額へ増額する場合は、この回数に含まれません。 改正をきっかけに増やしても、年1回の枠は残るということですね。

50代は「上限まで増額」でいいの?

上限が上がったからといって、全員が上限まで増やせばいいわけではありません。 特に50代は、次の3つを考えておきたいところです。

① 60歳までは引き出せない

iDeCoのお金は原則60歳まで引き出せません。 50代なら「あと数年」ですが、そのあいだに使う予定のあるお金まで回してしまうと、家計が苦しくなります。

生活防衛資金や、近いうちに使うお金は別にしておくのが大前提です。

② 節税効果はやっぱり大きい

掛金は全額が所得控除になります。

たとえば企業年金のない会社員が、月23,000円から62,000円に増やすと、控除額は年間で46万8,000円増えます。 所得税10%・住民税10%の方なら、税金がおよそ9万円少なくなる計算です。

③ 受け取り方まで考えておく

iDeCoは、受け取るときにも税金のルールがあります。 退職金を一時金で受け取る時期と重なると、税金面で不利になることもあります。

増やす金額は、**「何歳まで積み立てて、いつ・どうやって受け取るか」**まで考えて決めるのがおすすめです。

退職金とiDeCoの受け取り方については、以前こちらの記事で詳しく調べました。

👉 【退職金とiDeCo】~同じ年に受け取ると得?56歳の私が「19年ルール」まで調べてみた

わが家の場合

わが家は、今回の改正では増額しないことにしました。

実は、新NISAが始まったタイミングで、iDeCoの掛金を月23,000円から6,000円に減らしています。 そして、iDeCoは60歳で受け取る予定なので、このあとも6,000円から変えるつもりはありません。

56歳の私の場合、60歳までに積み立てられる期間は残り数年です。上限が62,000円に上がっても、そのぶん使えない期間は変わりません。**「いくらまで増やせるか」より「いつ受け取るか」**で決める、というのがわが家の考え方です。

一方で、まだ40代の方や、60歳以降も働きながら積み立てを続ける予定の方は、増額をじっくり検討する価値があると思います。同じ50代でも、受け取る時期によって答えは変わるので、ご自身の予定に合わせて考えてみてくださいね。

まとめ

  • 2026年12月から、iDeCoの掛金上限が引き上げられる(企業年金なしの会社員は月23,000円→62,000円)
  • 70歳まで加入できる「第5号加入者」が新しくできる
  • 増額は自動ではなく、自分で手続きが必要
  • 楽天証券で毎月定額の人は、e-iDeCoで12月1日〜24日に手続き(初めての人はアカウント登録から)
  • 事前受付とe-iDeCoで二重に申し込まない
  • 50代は、60歳まで引き出せないことと、受け取り方まで考えて金額を決める

楽天証券からのメールをきっかけに調べてみましたが、思っていた以上に大きな改正でした。わが家は増額しないという判断になりましたが、**「自分はいくらまで増やせるのか」「いくら増やすのがちょうどいいのか」**を、この機会に一度確認してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。制度の詳細や手続き方法は、楽天証券や国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)の最新情報をご確認ください。
※本記事は特定の金融商品をおすすめするものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

コメント