普通のサラリーマンとして家計を運営してきた私が、平成31年3月に3級ファイナンシャル・プランニング技能士の試験に独学で挑戦し、一発合格しました。
総勉強時間は 約36時間、教材費はメルカリで揃えて わずか1,500円。
この記事では、これから独学で受験を考えている方に向けて、私が実際にやった勉強法・使った教材・試験当日のリアルをお伝えします。
受験のきっかけ
私が3級FPに挑戦したきっかけは、2つあります。
ひとつめは、長年家計管理や保険・税金について自分なりに学んできた「知識を資格として形にしたい」と思ったこと。
ふたつめは、県民共済の担当者の方から「お金の知識をすでにお持ちなので、FPの勉強をされてはどうですか?」と勧められたことでした。
「自分の知識を客観的に証明できる資格があれば、家計管理や老後資金の計画にもっと自信が持てるのでは」と思い、独学での挑戦を決めました。
3級FP技能士とは?まずは試験の概要
3級ファイナンシャル・プランニング技能士は、国家資格のひとつで、お金に関する6つの分野の基礎知識を問う試験です。
試験の出題範囲(6分野)
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理(保険)
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- 不動産
- 相続・事業承継
家計管理に必要な知識がほぼ網羅されているので、取得そのものよりも「学ぶ過程」が家計に直結するのが魅力です。
学科試験と実技試験
| 試験 | 形式 | 合格ライン |
|---|---|---|
| 学科試験 | ○×と三肢択一(マークシート) | 60%以上 |
| 実技試験 | 計算問題中心 | 60%以上 |
実技試験は「日本FP協会」または「金財」のどちらかを選択でき、私は日本FP協会を受験しました。
合格率・受験料・開催時期
- 合格率: 学科・実技ともに70〜80%(比較的合格しやすい国家資格)
- 受験料: 学科+実技で8,000円程度
- 試験時期: 年3回(5月・9月・1月) ※現在は通年試験(CBT方式)に移行
私が独学を選んだ理由
通信講座(ユーキャンなど)も検討しましたが、最終的に独学を選びました。理由は3つあります。
- 市販テキストで十分良いものが揃っている
- 3級は範囲も難易度も独学でカバー可能
- コストを抑えたい(家計管理を学ぶための資格で散財するのは本末転倒)
実際、最終的にかかった教材費はメルカリで1,500円だけ。これで合格できたので、独学を選んで正解でした。
使った教材と費用(実体験)
メインで使ったテキスト
『みんなが欲しかった!FPの教科書』(TAC出版)
数あるFP3級の参考書の中で、圧倒的に売れているシリーズです。
私が選んだ理由:
- フルカラーで図解が豊富
- 専門用語の解説が丁寧
- 各章末に確認問題がある
- 厚すぎず薄すぎず、独学でやり切れるボリューム感
過去問対策に使ったもの
『みんなが欲しかった!FPの問題集』(TAC出版)
教科書と同じシリーズの問題集を使いました。教科書と問題集をペアで揃えるのが基本戦略です。
教材の合計費用
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| みんなが欲しかった!FPの教科書(メルカリ) | 約1,000円 |
| みんなが欲しかった!FPの問題集(メルカリ) | 約500円 |
| 合計 | 約1,500円 |
新品で揃えても約4,000円ほどですが、メルカリで前年版を購入すれば1/3程度まで圧縮できます。試験範囲は毎年大きく変わらないので、最新版にこだわらなくてもOKです(ただし税制改正部分はネットで補完)。
勉強スケジュール(私の場合)
勉強期間と総勉強時間
- 勉強期間: 約3ヶ月間(土日のみ)
- 総勉強時間: 約36時間
「え、36時間で受かるの?」と思われるかもしれません。私自身、サラリーマンとして家計を回してきた経験があり、お金まわりの知識のベースがあった、というのは否定できません。それでもゼロベースの方でも50〜60時間あれば十分合格可能と感じます。
平日・休日の時間配分
| 曜日 | 勉強時間 |
|---|---|
| 平日 | 0時間(仕事を優先) |
| 土曜 | 約3時間 |
| 日曜 | 約3時間 |
「平日は一切やらない」と割り切ることで、無理なく3ヶ月続けることができました。サラリーマンが資格勉強で挫折するパターンの多くは「平日に無理をして燃え尽きる」ことです。
学科 → 実技の進め方
- 1〜2ヶ月目: 教科書を1周(理解しながら)
- 3ヶ月目前半: 問題集を1〜2周(間違えた問題を中心に)
- 3ヶ月目後半: 過去問を解く&実技試験対策
学科試験と実技試験は範囲がほぼ同じなので、学科対策がそのまま実技対策にもつながります。
独学で合格するための5つのコツ
① まずはざっと1周する
教科書を最初から完璧に理解しようとすると挫折します。1周目は「全体像を掴む」だけでOK。わからないところは付箋を貼って先に進めましょう。
② 問題集を解く時間を惜しまない
FP3級は過去問と似た問題がよく出ます。教科書で覚えるよりも、問題を解きながら覚えるほうが効率的です。
③ 6つの分野をバランスよく学ぶ
得意分野ばかりやると不合格リスクが上がります。苦手分野こそ早めに着手しましょう。
④ 日常生活と結びつけて理解する
FPの内容は自分の家計や保険、税金に直結しています。「これは自分の住宅ローン控除のことだな」「うちの保険料控除はこのケースだな」と、日常と結びつけて学ぶと記憶に定着しやすいです。
⑤ 直前1週間は過去問だけに集中
試験1週間前は、新しいことを覚えるより過去問を回すほうが効果的です。3〜5回分を解けば、出題傾向と頻出論点が見えてきます。
試験当日のリアルな感想
正直に言うと、**「意外と簡単だった」**というのが一番の印象でした。
学科試験は 90点台で合格できたので、しっかり対策をすれば合格点(60%)は十分超えられます。
会場の雰囲気も穏やかで、年齢層は幅広い印象。電卓(通信機能のないもの)以外は特別な持ち物もなく、気負わずに臨めました。
合格してから挑戦したFP2級と、そのリアルな結末
合格直後、「記憶が新鮮なうちにFP2級にも挑戦しよう」と考え、3ヶ月間勉強を再開しました。
しかし結果は…数点足りず不合格。
3級と2級では問題のレベル感がまったく違います。
| 級 | 出題形式 | 求められるレベル |
|---|---|---|
| 3級 | ○×・三肢択一 | 用語の理解 |
| 2級 | 四肢択一・計算問題 | 深い理解+応用力 |
正直、悔しさはありました。
ただ、3級で得た知識だけでも家計管理には十分役立っていると感じ、現在は2級の再挑戦よりも、ブログ運営や日々の家計改善に時間を使う道を選んでいます。
3級で学んだ知識は今でも生きていて:
- 保険の見直しで月々の保険料を最適化できた
- 税金・控除制度の理解が深まり、年末調整や確定申告で迷わなくなった
- 投資商品の特徴を理解した上でNISAやiDeCoを使えるようになった
このブログ「家庭の経営」を運営する上でも、FP3級で学んだ知識が記事の信頼性の土台になっています。
これから独学で受験する方へのアドバイス
教材は最新版にこだわらなくてOK
メルカリやブックオフで前年版を買えば、1/3程度のコストで揃います。税制改正部分だけネットで補完すれば問題ありません。
完璧主義を捨てる
合格点は60%。100点を目指す必要はありません。**「6割取れれば受かる」**と割り切るのが独学のコツです。
2級まで一気に行きたいなら、3級合格後すぐに着手
3級で得た知識は時間が経つと忘れます。2級まで目指すなら、3級合格後すぐに勉強を再開してください。私のように間を空けると、結局3級レベルから復習し直すことになり、効率が悪くなります。
まとめ
- 3級FP技能士は国家資格で、家計管理に直結する内容
- 独学で合格可能(私は土日3ヶ月・36時間・教材費1,500円で一発合格)
- 教材は 「みんなが欲しかった!FPの教科書&問題集」(TAC出版)が定番
- 合格率は**70〜80%**で、しっかり対策すれば十分合格できる
- 2級は格段に難しくなるので、続けて受験する場合は覚悟が必要
「家計のことを体系的に学びたい」「お金の知識を資格として形にしたい」と思っている方には、3級FP技能士への挑戦は本当におすすめです。
私自身、家計管理の経験があったとはいえ、改めて学ぶことで知識が整理され、その後のブログ運営や日々の家計改善に大いに役立っています。
この記事が、これから独学で挑戦する方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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