米国高配当ETFとは

ETFはExchange Traded Fundsの略で、上場投資信託のことになります。
ETFに投資をすれば、投資信託のように幅広い銘柄への分散効果が得られ、株のようにリアルタイムでの売買が可能です。
米国ETFは、株式ETFの中で米国の証券取引所に上場しており市場で売買できる投資信託のことになります。
米国株式ETFに投資するメリット
①運用コストが低い…ETFは直接市場を通じて購入することができるため、販売会社に支払うコストがカットされるため運用コストが低くなります。
②リアルタイムでの売買が可能…上場している証券取引所の取引時間であれば、リアルタイムで売買が可能です。リアルタイムで時価を確認でき、成行・指値注文も可能なので希望価格で売買することができます。
③外貨に投資ができる…ETFなら直接外貨(米ドル)で購入することになります。外貨建て米国株ETFに投資をすれば、直接外貨(米ドル)で購入することになりますので、投資をした金額の外貨建ての資産を保有することができます。
米国株式ETFに投資するデメリット
①投資商品のため、元本割れのリスクはあります。
②株価の影響と為替の影響を受けるので、円ベースでの資産把握がしにくいことがあります。
おすすめ米国高配当ETF①VYM
VYMはバンガード社が提供している高配当ETFで、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動するように設計されています。
米国株式市場における高配当株約440銘柄で構成されており、経費率も0.06%と低いのが特徴です。
高配当の大型株が中心となっており、業種も安定してキャッシュを生み出せる金融・ヘルスケア・生活必需品の割合が多くなっています。
GAFAMなどの情報技術セクターは無配や配当利回りが低いため、あまり組み込まれていません。
VYMの組入上位5銘柄
①エクソンモービル 3.24%
②ジョンソンエンドジョンソン 3.20%
③JPモルガンチェース 3.16%
④プロクター&ギャンブル 2.65%
⑤ブロードコム 2.63%
VYMの組入上位5業種
①金融 20.20%
②ヘルスケア 15.20%
③生活必需品 12.75%
④エネルギー 11.17%
⑤資本財 10.38%
おすすめ米国高配当ETF②HDV
HDVはブラックロック社が提供している高配当ETFで、モーニングスター配当フォーカス指数に連動するように設計されています。
米国の高配当株の中でも財務健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払うことができると認められた利回り上位75社の銘柄で構成されているのが特徴です。
エネルギー・ヘルスケア・情報技術の上位3セクターの合計組入比率が約60%となっており、業種に偏りがあります。
四半期に1回採用銘柄の入れ替えが行われているので、組入銘柄・組入業種に変動があります。
HDVの組入上位5銘柄
①エクソンモービル 7.65%
②ジョンソンエンドジョンソン 6.19%
③シェブロン 5.38%
④アッヴィ 5.26%
⑤ベライゾン・コミュニケーションズ 4.89%
HDVの組入上位5業種
①ヘルスケア 25.18%
②エネルギー 24.90%
③情報技術 10.04%
④通信 9.65%
⑤公益事業 6.56%
おすすめ米国高配当ETF③SPYD
SPYDはステートストリート社が提供している高配当で、S&P500高配当指数に連動するように設計されています。
S&P500指数の採用銘柄のうち配当利回りが高い80銘柄で構成されているのが特徴です。
SPYDの組入上位3業種は金融・公益事業・不動産となっており、これらの3業種の合計で約50%を占めています。
SPYDの組入上位5銘柄
①フォード・モーター 1.63%
②ダーデン・レストランツ 1.59%
③アバロンベイ・コミュニティーズ 1.59%
④アイアンマウンテン 1.59%
⑤ピナクル・ウエスト・キャピタル 1.56%
SPYDの組入上位5業種
①不動産 21.48%
②金融 17.16%
③公益事業 14.19%
④一般消費財・サービス 9.50%
⑤生活必需品 8.21%
米国高配当ETFポートフォリオ
私自身の米国ETFポートフォリオを公開したいと思います。
①SPYD 保有比率37.0% 外貨損益-3.07% 円価損益+24.90%
②VYM 保有比率33.5% 外貨損益+2.42% 円価損益+30.51%
③HDV 保有比率29.5% 外貨損益+6.27% 円価損益+36.86%

外貨損益+1.87% 円価損益+30.75% 配当金利回り年利4.12%(税引き前)

評価額1,484,596円 損益+343,983円

6月には配当金(インカム)が入金されました。10,000円(税引後)
3か月に1回の入金になります。(年4回)
1年分の配当金を貯めて、プチ旅行にいきたいと思います。
米国高配当ETF投資の状況
2021年8月のより米国高配当ETF投資を開始しました。
そのおかげもあり、評価損益は外貨損益+1.87%円価損益+30.75%と配当金利回り年利4.12%は満足できる結果となっています。
銀行の経営破綻の影響で暴落しましたが、回復傾向にあります。
本来なら、購入タイミングが近いかもしれませんが、今のところは購入予定はありません。
基本的には、円高・暴落値下がりタイミングがあれば、買い足していくスタイルにしています。
楽天証券で米国高配当ETFを購入
私自身は、楽天証券で米国高配当ETFを購入しています。
楽天銀行で円をドルに両替して、楽天証券で米国高配当ETFを購入しています。
マネーブリッジ(自動入出金・スイープ)を設定している場合、事前に資金を楽天証券口座に入金をすることなく、注文時に自動的に楽天銀行口座の資金を買付代金に充当することができます。
購入時に円貨決済を選択すると、両替は自動で計算されて円での買付になります。

ここがポイント‼
《米国高配当ETF投資をするなら、楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジが便利です。》
楽天証券の公式リンクを貼っておきますね。

配当金管理(配当管理アプリ)
配当金管理は、スマホに配当金管理アプリをインストールして行っています。無料アプリです。
保有銘柄・保有株数・購入価格を入力してポートフォリオを作成しています。
年間配当金総額(税引き前)を自動計算してくれます。毎日の株価も反映されています。
配当予定月・配当利回り・配当額も教えてくれて、大変便利です。
まとめ
米国高配当ETF投資は、タイミング集中投資になります。
キャッシュを温存しておいて、暴落相場で集中投資を行います。積立投資は微妙です。
あとは、割安になった銘柄の買い足しをしながらのメンテナンス作業になります。
私自身は、iDeCoつみたてNISA口座で米国インデックス投資をしています。
特定口座で、米国高配当ETFと日本高配当個別株投資をしています。二刀流投資家です。

みなさんは、どちらがお好みでしょうか?

個人的には高配当投資の方が、インカムゲイン(配当金)が入ってくるので楽しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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